簡単「冷え」取り健康法

東洋医学では健康を維持する第一条件を「頭寒足熱(ズカンソクネツ)」と言います。読んで字のごとく『足をあたためる』って事です。
自然治癒力の大敵「冷え」を解消する基本は3つ。

    1. 半身浴(身体的理由でお風呂に入れない方は足浴)
    2. 靴下の重ね履き
    3. 食事は腹八分目

即効性のある西洋医学と違い、これらは毎日続けることが大事です。面倒やけど『継続は力なり』。この3つの基本を続けるだけで日々の疲れや、そ~と~頑固な慢性的疾患も改善&予防が期待できますよ☆

冷え取り法

1. 半身浴(足浴)

熱いお湯に肩まで入るのは気持ちいいですね。けれど体にはあまりいい影響を与えません。例えば45度のお湯に入った場合、血圧は一気に30~50度近く上昇してしまうんです。すると長時間つかることが出来ないので体が芯まで温まりません。魚焼きと一緒で強火で焼いても内部までは焼けません。半身浴のポイントは『弱火でじ~っくり』です。

それに上半身と下半身を同じように暖めていては「上熱下寒」や「表熱裏寒」(ふたつとも前出)の症状を改善することは出来ません! 1日の入浴時間だけでも意識的に下半身を暖め、上半身と下半身、体表と体内の熱循環をスムーズにしてあげてください。

また半身浴を続けるとお湯がにごったり、湯船に垢が溜まることがあります。これは体内から「毒」が排出された証拠、半身浴を続けると改善されます。もし入浴中に汗が出ているのに尿意をもよおすならそれは、代謝機能が回復して排毒効果がスピードUPした証拠です。

※入浴法

  1. 38度~40度のぬるま湯でみぞおちから下(心臓から下だけ。腕は心臓より上に属しますので手はお湯につからないように)を最低でも15~20分は浸かるようにしてください。
  2. 汗がにじむまでじっくりと浸かってください。時間のある時は何時間入浴してもかまいません。愛読書と混浴~♪

注)半身浴する前に体や髪を洗った方は充分に乾かしてから半身浴を行ってください。上半身や髪についた水分が冷めて体表が冷えを感じたこと「半身浴だと体が温まらない」と勘違いしてしまう事が多いので。

半身浴

2. 靴下の重ね履き

半身浴をすると上半身と下半身の温度差が取り除かれ、排毒効果が高まります。その状態をキープするために肝心なのは「足元を冷やさないこと」。靴下を3~5足重ね履きするのが理想ですが、最初は絹の5本指靴下1枚から始めてもOKです。

靴下の重ね着

そこで枚数に関係なく、地肌に直接履く1枚目の靴下は絹100%であることが大原則です。絹には排毒を促す効果があります(絹のもとになる「繭」は幼虫が成虫になるあいだ、排出物を吸い出して放出し、内部には酸素など必要なモノだけを取り入れる機能があるんです)。

また汗などの水分を吸収しても、絹本来の外部へ排出する力が働くので足の細菌の数が減少! 足のクサイ方! 体臭は「毒」の一種ですから、絹が「毒」を吸い取り&臭いも押さえてくれます。足の臭いに関しては即効性があるのですぐに“絹の5本指靴下”をお試しください。

そして寝ている時は内蔵が休まり体全体のエネルギーが自然治癒力に注がれるので排毒効果が上がります。最初は気持ち悪くても、靴下を履いて寝る習慣をつけてください。寝てる間に脱いでしまってもかまわないので、自然治癒力に協力する気持ちを忘れないように心がけてみて下さいね。

靴下の破れ方

3. 腹八分目は医者要らず

前出しましたが、食べ過ぎると消化し切れなかった老廃物が「毒」として体内に貯金$されます。すると結果的に自然治癒力の働きや“陰陽”のバランスが崩れて、体を冷やしてしまうんです。食事は人間の大事なエネルギー源。車と同じで質の悪いガソリンを注入すればすぐにガタが現れます。「医食同源」と言う言葉のとおり、“食”次第で身体は健康にも不健康にもなります。素材はなるべく無農薬&無添加のモノを選ぶようにして下さい。
献立も体を温める性質の食品が、1回の食事で95%を占めるようになれば言うことナシです。食物陰陽リストはコチラをクリック

上のリストのように食べ物にも“陰陽”があります。陰性のモノには地面の上に出ている植物(レタス、白菜など)が。陽性のモノには地面下&水面下に生えるもの(大根、ごぼう、れんこんなど)が挙げられます。

陰性のモノは陽性の食材と組み合わせることで陽性に変化したり、陽性の食品の働きをサポートします。料理を作る際には陰性の食材は全体の5~15%に抑えるのが理想です。(医食同源のページはココ

また食事は就寝の3時間前までに済ませて、寝ている間は胃腸も休ませてあげてください。

胃腸の負担を軽減するのには噛む回数を増やすことも効果的です。ゆっくり食事を取ることは少しの量で満腹感を感じるし、食事や食材と向き合い感謝の気持ちを生むきっかけにもなります。

どうしても果物や甘いものなど「陰性」が強い食品が食べたい時は、1日の中で「陽」の時間帯になる朝~昼の間に食べてください。そうする事で陰性の「冷え」の性質が緩和され、体に良い形で消化&吸収されますよ☆

「食べる事に一番大事なこと」

とは言っても食事は“生きるための行為”。生きるためなら“楽しい気持ち”は必須です。それなら「陰陽」や「毒」など、あまり神経質にならずに美味しい食事を楽しみたいモノ。けど本当の美食家に不健康な人はいません。グルメ道を追求するためには五臓六腑の健康は必須です。美食家のかたは口から入る食品が身体を作っている事、また食事を美味しく感じるために健康な身体が必要な事を知っています。日常的に運動をしたり、規則正しい生活を過ごしたりと、健康に貢献している人が本当のグルメだと思います。

ですが最近は、年齢や性別に関係なく簡単に食事をする人が多すぎると感じることがよくあります。自分自身はモチロン、家族のために働く両親やご主人や恋人、そして大事なこども達がコンビニやファーストフードなどの化学調味料がたくさん入ったのカタカナ食品で細胞を作って生きているなんてっ!!!

感謝“手抜き料理は心抜き”。忙しくて食事に手が回らないなら、朝にお味噌汁を1杯作るだけ、バナナ1本を手渡すだけでもいいんです。食べる事にもう少し気持ちを入れて下さい。

そんな人達を思うと陰陽など少しオーバーに書いてしまいましたが、それだけ食事は大事やと思います。食事をする事に“楽しい”“美味しい”はあっても、“簡単”は必要ありません。必要なのは“感謝”の気持ち。料理を食べる喜びや、作った食事を食べてもらう感謝(食べる人が自分であってもね)。

自分に食べられるためだけに生まれてきた食材が、料理1品にどれだけ含まれているでしょう? “肉じゃが”だけでも牛やじゃがいも、たまねぎににんじん、こんにゃくといろんな命が含まれているんです。“感謝”の気持ちで食事を見直せば“簡単”な食事は存在しないハズなのです。“陰陽”や“カロリー”よりも一番大事なのは「感謝して食べる」と言うことです。

また最近は「魂と身体は別だから」と、精神世界を都合の良いように解釈してドカ食いや深酒、ヘビースモークをする人も多いです。身体の管理が出来ていないのに精神精進を目指す人は、精神世界を間違って理解したスピリチュアル貧乏です。もともと健康な身体に生まれてきた人が、心や魂ばかりにウンチク唱えて不摂生に暮らしているのは、少し違うように感じます。生まれた事に感謝しているなら、本当に天国や宇宙を信じているなら、神様に借りた体は借りた時よりキレイにして返したくなるのではと思います。

4. おまけ

ルーズソックスで足熱【衣服】靴下同様になるべく下半身を温める「頭寒足熱」コーディネートをしてください。ただしナイロンのストッキングや下着は皮膚から排出する「毒素」を妨げて無自覚の「冷え」を起こし慢性化してしまいます。必ず地肌につくものは天然素材を選んで下さい。

【住】天然の風が一番ですが夏はクーラーを弱めて。冷たい空気は足元に逃げるので使用の際には扇風機で室内の温度をかき混ぜて下さい。冬の暖房も暖かい空気を足元に送るために扇風機と併用して使ってください。
クーラーは無意識の間に冷気を体内に、暖房器具は体表ばかりを暖めてしまいます(これは機械の性質ではなく人間の“陰陽”の性質で起こることです)。

自分自身のために時々は電源を切って空気の入れ替えをしてください。本当に健康にいい事は、自然と省エネなどのエコロジーに繋がっていくことが多いです!

【一番ムツカシイ事】すぐに興奮したり怒ったりすると、頭に血が昇って下半身が冷えてしまいます。他動的に起こる事は必然な流れ。その中で『人道を尽くして天命を待つ』。正直に暮らせば物事は落ち着くトコに納まるのです。できるだけ心穏やかに~(#^.^#)。

8)大熱や出血が回復の兆し!?

食物陰陽リスト

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