冷えとは?

「陰陽」ルールを知って冷えの正体をつかもう!

「冷え」の前に東洋医学の“陰陽説”について、すこ~し。「陰陽」とは、この世にある全てのものが存在するために共通したルールです。そのルールとは『万物は2種類の相反する性質を備えてはじめて存在する』と言うことです。

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初めて耳にした方にはこんな(↑)カンジですよね。簡単に言うと上&下、N 極&S 極、暖&寒、太陽&月、光&影、晴&雨など。
・ ・・『キミがいるから僕がいる』みたいなカンジ? 違うか(汗)。

陰と陽の説明図

これを“陰陽説”と言うんですが、この“陰陽説”で人体を分類すると上半身が“陽”、下半身が“陰”と言う区別になります。女性の場合なら特に足が冷えたり、逆にのぼせを感じる事が多くないですか? (どうして女性に「冷え症」が多いのか。それは性別を“陰陽”で分類すると男性は“陽”、女性が“陰”に属す。イコール“陰”の要因が現れやすいんです)。だからと言って男性も横着は禁物です!!「冷え」を実感してなくても実は「冷え」の影響を大きく受けてる事が多いんです。

『暑い、暑い』と真冬でも家に帰ると裸足になってしまうお父さん!「ほてり」や「発熱」なんて一瞬「冷え」とは無関係に思えそうな症状も、実は体のどこかに「冷え」が停滞していて熱が滞ってしまっている証拠(冷えのぼせ)なんですっ!意外なほどの多くの人が「冷え」の影響をなにかしら受けてると言っても過言ではありません!後述しますが性別に関係なく、現代のライフスタイルや食事ではど~しても人は「冷え」を身体の中にキープするんです、これはもう今と言う時代を生きる私達には仕方のないこと。だから熱血な人でも、み~んな「冷え」てしまってるのです。

「冷え」の起源

人体に「冷え」が起こった起源は古く、元々は4足歩行していたのに2本足で立ってしまった事に原因があります。それで現代人はギャートルズ時代よりも頭と足の高低差が大きくなってしまったんです。なので太陽熱の影響を受けやすい頭と足の温度差は広がるばかり。

「冷え」の起源

さらに熱が本来上昇する性質を持っていることから上半身は「熱」を帯びやすく、下半身は「寒(冷たい)」が滞りやすい状態が自然と作られるようになってしまったのです(この状態を「上熱下寒(じょうねつげかん)」と言います)。<手の暖かい人は冷え症じゃない>と言いますが、手は心臓よりも上に生えてるでしょ~?と言う事は体の上部「熱」にあたるので手先が暖かくても「冷え症」の可能性は大っ!この「熱」と「寒」の悪循環から体内では「毒」(後述)が停滞し、体は不調を訴えるようになるんです。

とは言え、4足歩行時代を懐かしむにはあまりに時間が経過しすぎてしまいました。でもご安心くださいっ!足は2本になっても手遅れではありせん。理屈的には4足でも2足でも逆立ちしていたとしても、“上半身と下半身の交流=熱と寒の循環”がうまく流れていれば人は健康でいられると言うこと。ちゃんと「冷え」の対処をしていれば2足歩行でも健康で過ごせるんです、(v^ー°)<ブイ。

「毒」とは

食品に含まれる化学調味料や食品添加物、残留農薬。また歯の詰め物や調理器具から流出した金属系物質。食べ過ぎて消化しきれなかった栄養分。タバコ、アルコール、など依存性の強い嗜好品や医薬品に含まれる刺激の強い成分など。それらが消化&吸収し切れずに体内に貯蓄されたモノ。消化されなかった「毒」は脂肪や腫瘍として身体に蓄積されたり、吹き出物やアレルギー症状、体臭として体に現れることが多い。

2)体にあるイロイロな“陰陽”