「医食同源」の4つのルール

1つめは定番のルール!

[1]「腹八分目(harahachibunme)」

お腹イッパイ食べても身体で使われるエネルギーや栄養素は限られています。オーガニック食品や栄養素が高くバランスの取れた食事でも、摂り過ぎればただの“食べかす=毒”。その“食べかす”が体内に蓄積されて“悪玉コレステロール”や“脂肪”になって体内を汚します。その結果、身体が「冷え」やすくなって代謝や抵抗力が低下。体は脂肪がたっぷり乗っかってジャンボサイズやのに、病気やストレスに弱い体質を作ってしまうんです。

また食欲には2種類あります。1つめは「美味しい物を食べたい」と言う気持ちや衝動、ストレスから来る<心情的な食欲>。もう1つは食事量や栄養分が足りなかったり、偏っている場合に生命維持本能から沸いてくる<本能的な食欲>です。

腹八分目

栄養のないインスタント食品やお菓子はどんなに食べても<本能的な食欲>が満足しないので、「もっと、もっと」と食べ過ぎてしまいます。バランスの悪い食生活をしている身体は、応急処置として血糖値が上がりやすい糖質の多い食べ物(お菓子など)を欲しがる傾向が強くなります。<心情的な食欲>は固い意思や理性、環境の変化で抑えられますが、偏った食事では<本能的な食欲>は抑えられません。

そんなふうに食生活の悪循環が続くとドンドン食べ過ぎ、<心情的な食欲>が「また食べ過ぎた」とストレスを抱えてしまいます。ストレスは“心情的な毒”なので、そのストレスに注意がいかないように<本能的な食欲>が働きます。食べる事で胃腸を動かせて、ストレスに集中する意識を散漫させるためです。

この悪循環を止めるには、どちらかではなくこの二つの食欲を解決する必要があるんです。この二つの食欲を上手にコントロールする方法? 題して<食欲との上手な接し方>。食欲に振り回されるのをやめ、食欲を自分で調節できるように意識したい事柄です。

<食欲との上手な接し方>

  • 最初から少なめの配膳にする
  • 間食しそうな食べ物を買わない
  • ゆっくり噛む(一口に30~50回)
  • バランスの取れた食生活をする
    (スナックや1品食べは栄養が偏ってしまいます。すると身体が本能的に他の栄養分(食べ物)を欲するんです)
  • 身体を冷やさない
    (過食をすると身体が冷えるので、一時的に身体を温めようと糖質(食べ物)を補給しようと食欲を促します。)
  • 味噌汁やお茶を食事の時に必ず摂る
    (特に味噌汁は栄養面でも“陰陽”でも完全食品なので、<本能の食欲>がおさまって過食を防ぎます)
  • 食材は無農薬や食品添加物の入っていないものを選ぶ                        (農薬や保存料、着色料は薬品です。自然でないものは分解されずに体内に蓄積されて感覚(食欲を含む)をニブらせます)

2つめのルール

「腹八分目のルールを守ればいいのね」と、“お菓子で腹八分目”や“1品食いで八分目”では意味がありません。栄養素やエネルギーバランスが悪いと<本能的な食欲>は抑えられません。<心情的な食欲>と違い<本能的な食欲>は、生命に関わる欲求なので、人が生きている限り理性で抑えられるモノではないんです。

ダイエットをしてるのにちっとも痩せない人は、間違った食事をしている証拠です。正しい食事が出来てないと<本能的な食欲>が、脂肪や老廃物もエネルギーの代役として手放さないんです。ですので栄養やカロリー以外にも次の“食べ物の陰陽”のルールに注意して体が喜ぶ食事をぜひっ!<本能的な欲求>を満たしてあげてくださいねっ(*^_^*)

[2]食品を「陰陽」で計算して食事の内容を「中庸(中性)」に近づける。

食べ物には身体を温める作用のある「陽」の食べ物と、身体を冷やす「陰」の食べ物に二分できます。食物陰陽リストはコチラ

さらにその「陰陽」の食品はそれぞれ「酸性」と「アルカリ性」に区別できるので、食べ物は大きく4つに分ける事ができます。

陰性の酸性食品

血液を汚し、体温を下げて身体機能を低下させる

ミルク、ビール
砂糖・食品添加物・タバコ・アルコール・油・白米・果物・お菓子・牛乳
うどん・そば・白パン・インスタント食品・ジュース

▲このような食事を好む人は不眠症、いびき、寝言、歯ぎしりなどの睡眠障害。免疫不全、不妊症、アトピー、痛みを伴う疲労感、肩こり、腰痛のトラブルが多い。

陰性のアルカリ食品

血液をきれいにするが摂り過ぎると血液濃度を薄くする

野菜
海草・旬の葉野菜・野草・ピーマン・トマト・ジャガイモ・酢・キノコ・生野菜・夏野菜・緑茶(ただし火を通せば中庸(中性)になるモノも多い)

▲このような食事を好む人は貧血や冷え症、スタミナ不足などが多い。

陽性の酸性食品

濃いがドロドロの汚れた血液を作る

肉全般・魚介類・卵 うどん・そば・白パン・インスタント食品・ジュース
肉全般・魚介類・卵
うどん・そば・白パン・インスタント食品・ジュース

▲このような食事を好む人は心臓、肝臓、腎臓、脾臓に関係する疾患、成人病、泌尿器、婦人病、難病など根治が困難な病気の人が多い。

陽性のアルカリ食品

元気な血液を作る

味噌・梅干・自然塩・根菜・しょうゆ・玄米・火を通した海草や葉野菜
味噌・梅干・自然塩・根菜・しょうゆ・玄米・火を通した海草や葉野菜

▲このような食事を好む人は病気になる可能性がきわめて低いでしょう。


「冷える」から「陽」ばかりの食事になってもアカンよぉ。「陽」が多すぎると血がドロドロになってしまいます。食事全体で「中庸」になるような献立を立てませう・・・ 。

陰性の酸性食品×陽性のアルカリ食品=中庸(中性)
陰性のアルカリ食品×陽性の酸性食品=中庸(中性)

と組み合わせると「中庸」になります。

また調理方法や塩や味噌など、「陽性」の調味料をプラスすれば「陰」の食事も「中庸」寄りに変化します。例えば「野菜(陰)」に火を通す、「白米(陰)」に「ごま塩(陽)」をふりかけるなどです。

日本の食材は全体的に見ると「陰」のほうが多いのです。けど、その分調理や食べ合わせに工夫できるので、料理をするのが楽しくなってくるんです。自然界のルールってほんますごい上手に出来てると思いませんかぁ?

※加熱調理しても「陰」の性質が消えない食品
ワイン、コーヒー、緑茶、酢、南国の果物など「極陰性」に属するモノ

3つめと4つめのルールは江戸時代からの智恵

「腹八分目」と「陰陽」の仕組みに欠かせない、昔ながらの食生活[3]&[4]。

[3]まるごと食べる「一物全体(ichibutsuzentai)」

一物全体「食べ物は部分的ではなく全体的に食べましょう」と言う意味。例えば野菜なら<根から葉まで全部食べよう>と言うことになります。

食べ物に「陰陽」があるとお話しましたが、野菜で言うと葉は「陰」に。また地面に埋まってる根っこの部分は「陽」の要素が強いので、野菜をまるごと食べれば「陰陽」のバランスがきちんと「中庸」になって摂れると言うことです。

玄米玄米の場合は“ぬか”の部分に主成分の“炭水化物(デンプン)”が消化吸収されるために必要な“ビタミンB”と、きちんと働くための“タンパク質”が含まれています。なので陰陽のバランスも栄養面でも精製した白米より優れた穀物と言う事になります。

「一物全体」を意識するとゴミの量が減り始めます。コンビニ弁当やファーストフードを自炊に変えれば包装分でゴミが減りますよね? ムダが生活から減ってくる目安は家庭から出るゴミの量と比例しています。ゴミが減る事は生活がシンプルになってきている証拠。<SINPLE IS BEST>健康な食生活とはシンプルでストレスフリー、環境も身体も汚さないライフスタイルなんです。

[4]土地のモノを食べる「身土不二(sindofuji)」

isyoku04「身土不二」を直訳すると「身体と環境(土)は切り離せない」と言う意味になります。環境の中で生きる人間も自然環境の一部として考えるので、<人間は生まれ育った土地のモノを食べるのが一番適している>と言う思想です。

例えば亜熱帯の沖縄にはサトウキビやパパイヤなど、身体を冷やす「陰性」の食べ物が蘇生していて、それらは沖縄で健康に暮らすには欠かせない食材になっています。このように土地それぞれに環境に適した食べ物があるのです。また日本には四季があります。その季節ごとの旬の食材を食べることもまた、環境の変化に身体の内側から適応していく理にかなった健康維持になっています

それに四季を感じられる食事を続けると、食べることが楽しくなって「食事を簡単にすませよう」としなくなりますよん♪ 四季の食材リストはコチラ

最近は1年中食べられる旬の食材が増えましたが、「身土不二」ではハウス栽培や養殖で作られた食べ物はあまりオススメできない事になります。だけど「身土不二」の“土”とは、<住んでいる場所から歩いて行ける「三里四里(約12~16キロ)」の距離>・・・。昔ながらの「粗食生活」、現代社会では実行がムツカシイ時もありますよねぇ。そう言う場合は出来る範囲でいいと思います。楽しくなくちゃ「粗食」でも「体に良い」でも意味ないし、“楽しい気持ち”が何よりの栄養ですよ

さらなる「シンプル食生活」を目指して

食物陰陽リスト

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四季の食材リスト

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